<火遊び>pray.07 脚本・演出:松澤くれは 2016.11上演作品 劇中のツイキャス生放送シーンをワイプで再現したスペシャル編集版! 火遊び「ゼロ距離演劇」の集大成をご自宅でお楽しみください! 【出演】 黒沢佳奈、佑木つぐみ / 金子優子、今駒ちひろ、佐藤りざ、種村幸、濱崎愛子、はるはる / 氏家綾乃(38mmなぐりーず) 【あらすじ】 小さな編集プロダクションに勤務する29歳独身・横井ユリ。 来る日も来る日も、他人のミスを修正し続ける【校閲】に身をやつす。 ある日、会社の上司・水島に「アイドルにならない?」と誘われる。 他人に心を開かない人間たちに囲まれて、ユリはかつて抱いた夢を回顧する。 ――私は、何者かになれるのだろうか。 そんなありふれた悩みに白けながら、ありもしない「将来」に期待する。 「もう経験することは終わった」 いつか海に浮かぶはずだった蜃気楼。 見ることが叶わなかった風景を、もう一度とユリは願う。 夢のために生き、夢をあきらめてからも人生は続く。 何者にもなれないアイドルたちの、これからの物語。 歌も無し!ダンスも無し!キラキラ輝くシーンは一切無し! 松澤くれは式「ぼそぼそアイドル演劇」ひっそりと上演して、閉幕。
> SOLD OUT・オンライン特典:オリジナルしおり <火遊び>pray.07 脚本・演出:松澤くれは 2016年11月上演。A5サイズ、58頁。 ●あらすじ 小さな編集プロダクションに勤務する29歳独身・横井ユリ。 来る日も来る日も、他人のミスを修正し続ける【校閲】に身をやつす。 ある日、会社の上司・水島に「アイドルにならない?」と誘われる。 他人に心を開かない人間たちに囲まれて、ユリはかつて抱いた夢を回顧する。 ――私は、何者かになれるのだろうか。 そんなありふれた悩みに白けながら、ありもしない「将来」に期待する。 「もう経験することは終わった」 いつか海に浮かぶはずだった蜃気楼。 見ることが叶わなかった風景を、もう一度とユリは願う。 夢のために生き、夢をあきらめてからも人生は続く。 何者にもなれないアイドルたちの、これからの物語。 歌も無し!ダンスも無し!キラキラ輝くシーンは一切無し! 松澤くれは式「ぼそぼそアイドル演劇」ひっそりと上演して、閉幕。
> SOLD OUT<火遊び>pray.06 脚本・演出:松澤くれは 2016.07上演作品 【出演】 黒沢佳奈、佑木つぐみ / 雨宮慎太朗(レティクル東京座) 杉元秀透(劇 26.25 団) 室田渓人(劇団チャリT企画) / 尾崎菜奈、鈴木朝代、森永たえこ、楊木賀央里 【あらすじ】 2020年。東京。 オリンピック開催を目前に国民が沸き立つなか、その部屋はあった。 華やかな繁華街に隠れる雑居ビルの一室。薄暗い闇を塗り込めた空間。 明かりを吸いつくす壁に囲まれたその場所で、取引は今日も行われる。 アナボリック・ステロイド錠。 違法ドーピング剤の売買を生業にする女がいる。 静かに、冷たく、それでいて誘うような眼差し。 先へ先へ、その先へ。神の領域へ導こうとする。 「いくらでも売ろう。一瞬の光と、その先に待つ無限の闇を」 引き締まった黒光りする肉体から腕が伸びる。 すがるように向けられた掌は小さく柔らかい。 彼らは求めた。銀色の錠剤シートを。強さを。 女は売る。売り続ける。希望を。栄光を。喝采を。 やがて必ず訪れる、滅びの唄の途切れる時まで――。 これは近未来の東京を見届けるための、いきぐるしい物語。
> SOLD OUT<火遊び>pray.05 脚本・演出:松澤くれは 2016.05上演作品 【出演】 黒沢佳奈、佑木つぐみ、松澤くれは/江幡朋子、今駒ちひろ、佐藤りざ、多田有里、中埜響子、早山可奈子/花村雅子(えうれか) 【あらすじ】 「わたしを留置所に入れたのは、お母さんです」 母の不倫を暴露し、母に刑事告訴された娘・萌木子(ももこ)。 日常を強制的に剥奪された彼女は、一癖も二癖もある雑居房の人間たちとともに、閉じた鉄格子のなかで回想する。 どこで道を間違えたのだろう。 父が失踪して何年だっけ、母と二人でうまくやってきたつもりだった。 いなくなった父親をじっと待ち続けていた娘。 いつの間にか、男を家庭の外に求めていた母。 「わたしは、お母さんが、分からない」 暗い檻のなかから手を差し伸べても、肉親の頬の温かさに届くことはない。 一番近しい人の心を理解することさえ、できないものであろうか。 パトカーのサイレンが部屋の外から聞こえる。 運動場の片隅には、菊が2輪だけ咲いていた。 母と娘。本音と建前。女と親。 家父長制の崩壊した[不在の父]日本に沈みゆく、男を求めた小さな母娘の物語。
> SOLD OUT<火遊び>pray.04 脚本・演出:松澤くれは 2015.02上演作品 【出演】 黒沢佳奈、佑木つぐみ/江幡朋子、熊谷有芳、鈴木朝代、種村幸、成田麻美、和田京子 【あらすじ】 はるか未来。 遺伝子異常で男性が死滅し、女性のみの性生物となった人類は、特殊出産によって細々と生息していた。社会形態は点在する小さな孤立集落。エネルギー節約が美徳とされ、あらゆる娯楽は衰退し、その日見た夢を翌朝に共有することを楽しみに人々は生きる。 不眠症の17歳・真夢はある日、集落外の少女と出会い、次第に心惹かれてゆく。時を同じく侵入した「灰色」に警戒心を強める集落にて、暴かれる男性死滅の謎と真相。 月明かりを浴びることのない、女たちのディストピア。
> SOLD OUT<火遊び>pray.06 脚本・演出:松澤くれは 2016年7月上演。A5サイズ、55頁。 ●あらすじ 2016年2月上演。A5サイズ、52頁。 ●あらすじ 2020年。東京。 オリンピック開催を目前に国民が沸き立つなか、その部屋はあった。 華やかな繁華街に隠れる雑居ビルの一室。薄暗い闇を塗り込めた空間。 明かりを吸いつくす壁に囲まれたその場所で、取引は今日も行われる。 アナボリック・ステロイド錠。 違法ドーピング剤の売買を生業にする女がいる。 静かに、冷たく、それでいて誘うような眼差し。 先へ先へ、その先へ。神の領域へ導こうとする。 「いくらでも売ろう。一瞬の光と、その先に待つ無限の闇を」 引き締まった黒光りする肉体から腕が伸びる。 すがるように向けられた掌は小さく柔らかい。 彼らは求めた。銀色の錠剤シートを。強さを。 女は売る。売り続ける。希望を。栄光を。喝采を。 やがて必ず訪れる、滅びの唄の途切れる時まで――。 これは近未来の東京を見届けるための、いきぐるしい物語。
> MORE<火遊び>pray.05 脚本・演出:松澤くれは 2016年5月上演。A5サイズ、67頁。 ●あらすじ 「わたしを留置所に入れたのは、お母さんです」 母の不倫を暴露し、母に刑事告訴された娘・萌木子(ももこ)。 日常を強制的に剥奪された彼女は、一癖も二癖もある雑居房の人間たちとともに、閉じた鉄格子のなかで回想する。 どこで道を間違えたのだろう。 父が失踪して何年だっけ、母と二人でうまくやってきたつもりだった。 いなくなった父親をじっと待ち続けていた娘。 いつの間にか、男を家庭の外に求めていた母。 「わたしは、お母さんが、分からない」 暗い檻のなかから手を差し伸べても、肉親の頬の温かさに届くことはない。 一番近しい人の心を理解することさえ、できないものであろうか。 パトカーのサイレンが部屋の外から聞こえる。 運動場の片隅には、菊が2輪だけ咲いていた。 母と娘。本音と建前。女と親。 家父長制の崩壊した[不在の父]日本に沈みゆく、男を求めた小さな母娘の物語。
> MORE2016年2月上演。A5サイズ、52頁。 ●あらすじ 夕方のニュースが殺人事件を報道するなか、自室でひっそりと命を絶つ女性がいた。 元OLの引きこもり、石田サキ。26歳。 彼女の自殺は不自然なかたちで未遂に終わる。 √(ルート)と名乗る霊に憑依され、死なない身体を引きずりながら、サキは一人の少女を一方的に監視し続ける。 自殺幇助を促す架空のアイドル。 心中を果たせず「生き場」を失った少女。 娘を軟禁して生を強要する母親。 密室自殺の不可能性を立証する私立探偵。 人と人は分かり合うため言葉を語り、その言葉は、はるかに分かり合えない溝を作っていく。 ――――秋津悠理を救えるのは誰か。 精緻にして華麗な、少女のための。命と命の物語。
> MORE2015年9月上演。A5サイズ、52頁。 ●あらすじ すれ違った相手と音楽を共有できる次世代音楽プレーヤー『サイフォン』の発売によって、音楽は著作権や国境をも破壊し、画期的に世界を繋ぐかに見えた。 死んで音源化した男と、愛の歌詞に発狂した男をめぐる物語――。 松澤くれは、東京処女作。記念碑的ナンセンス・ミステリここに蘇る。
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