1/1

松澤くれは戯曲文庫007『菊菊&刀』

¥800 税込

なら 手数料無料の翌月払いでOK

この商品は送料無料です。

期間限定復刊!!

松澤くれはの戯曲が電子文庫で蘇る!
全作品に新規書き下ろし【あとがき】付き!

【あらすじ】
「わたしを留置所に入れたのは、お母さんです」
母の不倫を暴露し、母に刑事告訴された娘・萌木子(ももこ)。
日常を強制的に剥奪された彼女は、一癖も二癖もある雑居房の人間たちとともに、閉じた鉄格子のなかで回想する。

どこで道を間違えたのだろう。
父が失踪して何年だっけ、母と二人でうまくやってきたつもりだった。

いなくなった父親をじっと待ち続けていた娘。
いつの間にか、男を家庭の外に求めていた母。

「わたしは、お母さんが、分からない」
暗い檻のなかから手を差し伸べても、肉親の頬の温かさに届くことはない。

一番近しい人の心を理解することさえ、できないものであろうか。
パトカーのサイレンが部屋の外から聞こえる。
運動場の片隅には、菊が2輪だけ咲いていた。

母と娘。本音と建前。女と親。
家父長制の崩壊した[不在の父]日本に沈みゆく、男を求めた小さな母娘の物語。


【お読みください】
・画像は上演当時のフライヤーです。戯曲本文の販売となります。
・決済完了後、登録されたメールアドレス宛にpdfデータにてお送りします。
・許可のない戯曲の二次使用は固くお断りいたします。
・第三者への譲渡、webへの転載は禁止となります。
・上演の御希望などは別途ご連絡をお願いいたします。

  • レビュー

    (20)

  • 送料・配送方法について

  • お支払い方法について

¥800 税込

送料無料

最近チェックした商品
    その他の商品